2016年05月
2016年05月30日
アンコールワット2
第一回廊のレリーフです。
敵の兵隊?
ベンガラを塗っていた。
戦闘の場面。
スールヤヴァルマン二世。
王様?
? 地獄にいる罪人。アリみたいに痩せています。他の場面でシャム人の傭兵はいやいやして行きたくない様子で描かれています。
クメール軍。
騎兵隊?
天国と地獄のうち上段と中段部分。
同中段と下段。人が触った部分は光っています。
痩せてあばら骨が見えます。
?
天国?
魔王。10本の頭と20本の手。
釘を打ち受けられた罪人。
乳海攪拌の絵です。
大蛇(アスラ)を引く。
ヴィシュヌ神。
亀王(クールマ)に乗ったヴィシュヌ神と軸になったマンダラ山。
アバター。
入口階段。
左半分全景。
中央部。
中央入口階段。
アンコールワット1
シェムリアップ三日目です。早朝から朝日のアンコールワットを見るため、朝4時に起き、ホテルを5時発です。日の出は5:50頃です。カンボジアは緯度が低いので、日の出・日の入りの時間が季節によっても最大1時間くらいだそうです。
夜明け前のアンコールワット。
少し明るくなってきました。
観光客は2~300人。
池のほとりに陣取ります。
湖面に映るアンコールワット。
アジア系が半分強です。韓国人が多い。日本人は年間約20万人くらいです。
絵の販売。
反対側の池。
日の出写真。
入口方向を望みます。
図書館だそうです。
これから中に入ります。
出口を見ます。
中の状況。
柱の下部の像。
4つある沐浴場の一つ。
日本人武士の墨書き。落書きと思うけど。
その2は、第一回廊の南面、東面のレリーフ、王の行軍、天国と地獄、乳海攪拌です。
ラーマーヤナの絵は西面北部にあり、行きませんでした。
池の幌リニアメント
バンテアイスレイ遺跡その2
その2です。
以下は2005年から11年間もカンボジアの魅力を伝えていらっしゃる’Yoko Shida’さんのブログからお借りしました。
建立年代:967年
建立王:ヤジュニャヴァラーハ(王師)(ラージェンドラヴァルマンⅡ世の顧問) ジャヤヴァルマンⅤ世の摂政)
宗教:ヒンドゥー教(シヴァ派)
規模等:平地型寺院
中心部に3基の祠堂
第一周壁24m x 24m
第二周壁38m x 42m
遺跡の意味:女の砦
クリーニング:アンリー・パルマンチエ、ヴィクトル・ゴルベフ(1924)
アナシスローシス技法:アンリ・マルシャル(1931~1936)
見所:
破風とリンテルに刻まれたヒンドゥー神話
壁面のデヴァター
このタイトル「アンコール遺跡」のブログを見て行けば良かったなあと思いました。
レリーフ。
同拡大。
壁の模様。
?
中央祠堂?「踊るシヴァ神」像がある。
東洋のビーナス。デバータ。
多孔質の赤色砂岩。
色が薄いところは補修した跡?
もっとも古い焼レンガ造。この後石材に変わる。
顔が破壊されている。
壁。
同拡大。未完成部分。
川が蛇行しています。背後の山は?
遺跡全景。
位置不明の石材群。
参道と濠。
なんとか山。神様のいる山。
第一周壁の東門付近にあるインド神話のレリーフ。「ラーマーヤナ」に出てくる、魔王ラーヴァナがシータ姫を誘拐する場面で、兵士が立ち向かっています。
見落としたのでどなたからお借りしました。
見落としたのでどなたからお借りしました。
この他にも「瞑想するシヴァ神」もあるようです。瞑想することで力を持つのでそれを魔王がじゃまするとのこと。予習が必要でした。復讐のためにもう一回行く~? 復習ですよ。
それ以外にも、ヒンズー教では神様はX状に足を組むが、仏教では足を水平に組む違いがあります。また柱の壁面に観音様を掘るのが仏教で、ヒンズー教では何もない違いがあります。
宗教的遺産もいいけど、石材の産出場所や地質時代に興味を持つ私です。また、遺跡はどれも長方形で、ほとんど(1°くらいの偏角?)現在の緯度線と変わりません。
古代中国の影響(指南車)があったのでしょうか?
2016年05月29日
バンテアイスレイ(Banteay Srei)遺跡
カンボジア二日目です。今日は離れた場所に行くので二か所の遺跡に行きます。
アンドレ・マルローが盗掘して逮捕されたという有名な、「東洋のモナリザ」と称される彫刻のある、バンテアイスレイ遺跡に続いて行きました。
旅行の発端は、この像を見るために出かけたものですが、その大きさと立体感には少しがっかりです。
写真枚数が多いので二編に分けます。なぜならレリーフが素晴らしいので、数多くなりました。遺跡や彫刻・建物の名前を知るためにほかの方のブログを参照するので時間がかかります。
他の遺跡では出来るだけ一編にしたいと思っています。
赤い砂岩で出来ていますが、近くに石切り場があるとのことです。薄い彫刻が出来ると言うことは、ある程度の固結度がないと割れてしまいます。なので時代的に古く、固結度の高い岩石を使用したものでしょうか? たぶん中生代三畳紀(トリアス紀)のものでしょう。
バンテアイスレイ(Banteay Srei)は、’女性の砦’と呼ばれ、時代は年ころです。中央祠堂や経蔵、第一~第三周壁があり、”踊るシヴァ神”、”瞑想するシヴァ神”、像に乗るシヴァ神などのレリーフがあります。
旅行に行く前に勉強して行かなかったので、帰ってからの復習です。ガイドさんの説明はすぐ忘れてしまいます。
説明版。
年代順の遺跡。
ドヴァラパラ?
デバダー(女神)
日英仏の協力で1992年にユネスコ遺産に登録出来た記念碑。
東門。
門のレリーフ。彫が深い。
像に乗ったシヴァ神?
柱のレリーフ。カンボジアで一番彫が薄くて深い。
以前の補修は鉄杭を使っていた。腐れて百年ももたない?
未完成の彫刻。国王死去で作らなくなる。
ヨニ。全体は三層構造。ベトナムでも見ました。互いに隣国を攻めていた。
同拡大。
ナタを研いだ後でへこんでいる。
乾季の濠状況。
彫刻。
同拡大。像に挟まれたシヴァ神。
細かな彫刻。
聖牛。
門。
第三周壁上にある「踊るシヴァ神」。
守り神?
2016年05月28日
カンボジアに行って来ました(ベンメリア遺跡)
24日から28日までは、カンボジアでした。ほとんど遺跡旅行です。10近くの遺跡を回りました。
去年中国旅行で、JTB旅物語がホテル良く、ゆったりした時間配分だったので、今回の老人クラブにはちょうど良かったです。
福岡空港8:30集合で、旅行会社のカウンターに行くと、びっくり。何んと我々4人一組だけのツアーでした。
ハノイ国際空港ドイ・モイ空港での乗り継ぎ待ち合わせ中、オバマ大統領の飛行機がホーチミンへ離陸するところに出会いました。ベトナムには4日くらい居たようです。
シェムリアップ空港での入国手続きで若干手間取りましたが、シェムリアップ空港でガイドさんに出会ってツアーのスタートです。
さて、一日目はベンメリア遺跡とバンテアイスレイ遺跡の見学でした。
ベンメリア(Beng Mealea)遺跡は、周りを環濠で囲われ、堀にハスがあることから、”ハス池”とも呼ばれます。
アンコールワット建造前の11世紀末から12世紀初頭の造営とされています。ヒンズー教の森の中の寺院です。三重の回廊と十字型中庭が特徴です。
崩壊が激しく、地雷や毒蛇などの問題があり、2001年から一般公開されました。が、修復しない方針でそのままにしておくそうです。
遺跡時代以降の人々は、遺跡に近づくと祟りがあるとかで、放置されたようです。宗教が変わったことによるでしょうか。
ベンメリア遺跡はシェムリアップから約40km東に離れたところにあります。
参道です。
蛇の神、ナーガ。頭の数は奇数。
石の接合部。奥広で抜けにくい。アンコールワット遺跡の砂岩も、この近くの山で採れた。後述。
参道でのナーガ。
門を遠くから望みます。壊れています。
同近景。石を少しづつズラしてアーチを作っている。
ナーガと壊れた遺跡。
壊れています。
ガジュマルの大木。
壊れた遺跡。
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屋根の上の大木。鳥の糞で生える。
壁の亀裂状況。
壊れています。
ガジュマルの根。
ろうそく型の模様。
壊れています。
木製の管理歩道。
回廊が壊れている。
管理道。
大木。
ガイドは石は砂岩からなると言いますが、時代はわからないと言います。そこで調べてみました。岩質は日本の第三紀と呼ばれる岩石と同じくらいの硬さでした。
大陸地塊は地殻変動が弱く、固結度が進行しなかったようです。
シェムリアップの周辺の地質図です。プノム クーヘン(Phnom Koulen)はライチの山を言われています。ジュラ紀から白亜紀の砂岩を石切り場で採石したとされます。石工の村が山の周辺にありました。
時代が古くなり。石切り場に近いところでは三畳紀の砂岩を使っていたようです。
熊本地震による落石状況
熊本県益城町から約25km離れた菊池市の国道・県道では、大きな石が道路上に落下しています。いわゆる落石です。島根県落石事故と同様2~3m径の巨石が落ちてきました。
落石対策工には各種ありますが、巨石対応には根固め工やロックキ-パー工・ロックシェッド工があります。
ロックキーパーは、道路山側に設置して落石をクッション砂やコンクリートで受けるものです。
ロックシェッドは半トンネル様に道路を覆うものです。
上から落ちてきた転石です。斜面からの巨石落石です。
側道に径2m近い石が落ちています。後ろにロックキーパーが見えます。
ロックキーパーの背後で巨石が捕捉されています。対策工が効果を発揮しています。
違う個所ではロックキーパーが衝撃により破損しています。
同近景。
道路を飛び越えて、道路の反対側に落ちてきた衝撃痕です。
同。落下して5m先に止まる。
約100m上から崩落しています。巨石が累積しています。一番の難工事現場となるでしょうか。下部を根固めしてロックシェッド工をするでしょうか。
阿蘇溶結凝灰岩の溶結部が2~3段の崖を作り、そこが落石の発生源になっています。熊本、宮崎、大分県の道路は注意が必要です。
oosimayamazakura2 at 14:03|Permalink│2016年熊本地震関係